退屈って言えば

 退屈で死にそうとか言っても実際に退屈で死んだ奴なんていないんだろうなぁ。
 そんなに見識広くないから何とも言えないけど。
 実際に退屈で死ねるのは、仕事干されて日々の糧を得る術をなくした奴くらいのものじゃないのか。
 でもそれは退屈って言うのとは違うよな。
 仕事干されたってことは外的要因ですることがなくなってるわけで、イコール暇ってわけじゃないし。
 ということは退屈ってのは内的要因が主だとしよう。自分が働きかければいくらでもすることが見つかるはずなのに、気が乗らないとか何とか言って何もしてない状態。
 とすると、この状態は何の精神活動も行わず停止している状態とさほど変わらないわけだから実は死んでるのとそんなに変わりがないと言うことにはならないだろうか。
 っていうか、食糧とか資源とか場所とか酸素とかを無駄に消費しているわけだから、結局死んでるのより悪いのか。
 要するに退屈な奴は死ねってことか? イヤ、そこまで言ってないけど……言っても良いかもしれない。
 ああ、しまった。
 その理論で行くと僕が真っ先に死なないといけない。