割と一杯読んでるけど紹介する気力がなかったんですという言い訳

灼眼のシャナ (電撃文庫)

灼眼のシャナ (電撃文庫)

 そろそろおもしろそうなラノベを開拓しようと、いろいろ買ってみた中の1冊。通称1巻買い。
 結論から言うと期待外れ。
 絶望した! ……じゃなくて失敗した!
 割と沢山出てるのでちょっとはおもしろいのかと思って購入してみたが、まず非常に文章として読みにくい。句読点の位置がおかしいうえにやたらと連発するせいで読書のリズムが崩れる。効果としてちょっと使うならまだしも、普通に一行以下の文を3つとか4つに区切るのは勘弁してほしい。読点は文節を区切るためじゃなくて意味を区切るためにあるんだ! 減点。
 そんでもって戦闘シーンがいまいち軽快じゃない。というか基本的に普通の場面でも今どうなっているかがよくわからない。説明不足で減点。登場人物は悪くないと思うんだが。
 あと、これは作者の責任じゃないけど私の趣味に合わない。減点。
 まあ、活字の密度は薄いんで、本を読み慣れてない人にはいいんじゃないでしょーか?
放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部 (中公文庫)

放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部 (中公文庫)

 15冊目までは同期に借りて読んでたんですが、最後の3冊が文庫本で出ないうちに転勤になっちゃったので続きが読めなかったシリーズ。
 ようやく図書館で探し当てて読んだのですが、上手い。ちょっと終わりが簡潔すぎるような気もするけどやっぱり上手い。
 しかし、先に別シリーズ殆ど読んでたから大体感触は読めてたんですが、これが初だったら終わりかたがちょっとアレかもしれません。
 一気買いは経済的に無理があるけど、本棚に置いておきたい。
 お金と本棚に余裕ができたら買おうかなぁ(お金に余裕ができることはあっても本棚に余裕ができることは決してないことを忘れたセリフ)。
メランコリア (集英社文庫)

メランコリア (集英社文庫)

 結局最後まで淡々と終わってしまう村上龍の本。
 ヤザキと言う男に何とかっていうインタビュアーの女が話を聞きに行き、なんか人生観が変わっちゃったよって話なのですが、なんせ9割方ヤザキの独壇場。喋る喋る。
 読んでるとだんだん頭がくらくらしてくるので闇影は非常に好きなのですが、改行もなしに一章まるまる喋り倒したりしかもそれが殆ど起伏のない映画の妄想だったり男の回想だったり読点ばっかりで句読点がほとんどなかったり、ある意味非常にノイローゼになりそうな文体。しかもその文体が非常に好きな闇影。
 そりゃシャナは性に合わんわな。
 それにしてもセックスとドラッグなしに話の進まない作家だなぁ、この人。 これも一杯出てるからという理由だけで買ってみたもの。
 文章は比較的読みやすくて好印象。
 でも、タイトルから推し量れるとおり恋愛ものなんだよなぁ……恋愛もの苦手なんで最後までつき合えるかどうかは謎ですけど。
 割とおもしろかったと思うけど、シャナを読んだ直後だったので、本当におもしろいのか比較対照が低すぎる所為なのかがいまいち不明(後者だという予感しきり)。
 とりあえず2巻を読んでみて続きを買うかどうか決めよう。
R.O.D 2 (スーパーダッシュ文庫)

R.O.D 2 (スーパーダッシュ文庫)

R.O.D 3 (スーパーダッシュ文庫)

R.O.D 3 (スーパーダッシュ文庫)

 本が好き。
 畜生、そうなんだよこのやろう! とか心の中で絶叫しながらちまちま買い足してるシリーズ。
 この作品にはアニメから入ったのですが、アニメではそこまで表に出なかった(アニメはねー、アクションが良いんですよー。あと音楽)ビブリオマニアっぷりがこれでもかってほど溢れていて、それだけで楽しい。
 さすがに読子ほどじゃないけど本好きの一人としては、賛辞を送らざるを得ないのです。
 ……ところで、あなたなら無人島に一冊だけ本を持って行くなら、何を持っていきます?
 私は中国語辞典かなぁ。人殴り殺せそうな分厚いやつ。
 もしくは紙と鉛筆があれば何とか生きていけそう(パソコンが壊れて死にそうな奴が何を言ってるんだか)。